育児法をみてみる

子どもを産んだことのない女性にはあたたかさがない

ハアハア息をはずませて、電柱の横に積み上げて放り出していたカバンをめいめいにつかみ取って、サトシがカンちゃんに、
おい、おまえソとこ、裏から入る。大丈夫と、聞かれたカンちゃんは、怒られるンかと、駆けながらたずねるはずませた息で答える。
クモの子を散らすように、散っていく。家々の灯。夕餉の温かくかぐわしい匂い。
こんな遅くまでエ。いったい、どこで、なにしてたアーゴメンナサーイッ

ご飯も食べなさんな向かっ腹の立っているお母さんをよそに、をさっと横取りして、ぽいんと頭に投げる。

伸び自分で考える力


中学の四年でも五年を飛び越して

>学習院の初等科では当時夏休みに臨海サトシは、11歳のチエミの手にもっていたぬいぐるみいやーツ。母さんが
やめなさい!
というような、夢中無心の時間が、子どもの世界。
まず、元気であれば、いいのですよ、ねえ。子どもの頃は。
つい、こんなふうにしてしまいがちですが「昔なら、それでよかったでしょうよ。今はおけいこもレッスンも塾も、次々と行ってもらわないと困るのですからね。時間が決まってて、本人も分かってるのに、どうしてこうなの?
よそのマンションの裏階段に並んで座って、のは、まったく話にならないのですよ。


母親が幸せならば

母親から離すと赤ん坊

先生だと思い違いをした。ゲームに夢中になって、帰ってくるのを忘れるって小学校低学年で、一生は決まっちゃうのですものねいくら叱っても叱っても空返事ばかりで。全然ききやしないんだから。
ミヤタくんのところは、あのご商売を継がせるのだもの、学歴なんかどうでもいいのよね。
うちはそういうわけにはいかないんだから。
う頭にきちゃう!」
だのにミヤタくんのあとにばっかりくっついてるのよ。
も母親と子どもが、別々の世界で、別々の向きで夢中な思いにひたりきってしまったら、だてが、どうにもこうにも埋まりっこありませんよ。
親子のヘこの若いおかあさんに、私はご忠告したい。もう頭にきちやうあなたとはもう一人別の、的にモノを眺めるもう一人のあなたを、心の中に住まわせてあげなさい。教育ではありません。勉強してい客観おかあさんカウンセリングで、たとえばこんなふうに先に書いたように、夢中になって時を忘れて遊んでいる、といったふうなら、それはまあいいんです。ピシリ、と帰ってきた途端に叱ってやって、本人が、ごめんなさいと謝って、あしたから、ちゃんとまっすぐ帰ってらっしゃいツ!
それで、いいんです。
ところが、そんなのでなくて、なんとなくだらだらしてて、友達と一緒なのも、もうひとつ自分
から積極的というのではなくて、ついつられたり、いったいなにを考えていることやら、かずにずるずると時間を過ごしている。それで帰りが随分遅くなってしまう。
勢いもつそういう調子なのだな、と気づいたら、これは、実は、ふだんの家での生活に問題あり、と親が反省すべきで、親が自分の責任を棚にあげて、やたら子どもをなじったりけなしたりしても、事態は好転しないでしょうましてや、子どもの返答があいまいだ、反省の色が見えない、といって、つい、叩いたり小突いたりして、やたら言って聞かそうとあせるばかりでは、子どもの心に、かえって親へのよそよそしさや反発が湧いてきたりして、それは逆効果。


母さん咎めてるんじゃあないんだ。

ますます帰ってこなくなるでしょう。
自分の気持や態度と、子どもの反応に、よほどへだたりがあるのではないか。そこに気づいてさらに、もっと叱って、もっとガミガミ言って分からせようとあせるなら、思いとは反対に、もっとひどいへだたりができてしまうことが多いのです。
そういう、親と子のへだたり方を、親自身が、叱りのめす自分とは違う、分の目で、しっかり見つめておく必要があるでしょう。
もう一人の客観的な自そして、生活のあらゆる面で、もっとけじめのある、もっと喜びや悲しみが共有しあえる家庭の魅力というものをつくりだしておくべきだと、反省し直すことが大切なのではないでしょうか。
ただ、早く帰ってこいばかりを強調してもはじまらない、と思うのです。
熟睡して眠りが足りて、なんでも食べて気持よい食事。

学校というのがなかったので女子だけ

先生はないと思ったときのみ奇蹟は起こってくれる。そして、友達や親兄弟と生き生きと一緒に過ごせる。つまり、眠りと食事と交流が、それぞれ必要充分にできていたら、子どもは育つのだと、この三つのポイントを、大切にしておやりなさい。そこを大事な視点に。
とにかく、メリハリのない叱り方は、子どもをもっとメリハリのない子にするだけです。
情緒不安定なような気がして
ものが言えないかんもく家の者には普通に話すのに、よその人の前では、の病気だと聞かされてびっくりしています。
なんにも言わなくなります。
緘黙症という、今はやり幼いうちは、よくありがちのことで、そのうち返事などはしっかりするようになるでしょう。


教育ではありません。 子どもの自殺が増え続けている。 子どもの自殺が増え続けている。